奈辺の日記

不確かなことを綴ります。

つまらない人の共通点

つまらない人には共通している一つの特徴がある。

 

それは、「言葉が独りよがり」であることだ。

 

たしかに、作家やアーティストの言葉は一見独りよがりのようにも思えるが、彼らの言葉にはそれ自体に社会的な価値があるから成り立つ。社会的価値の意味を深く掘ってみると、世の中の人に対して有益な「提案」「発見」「共感」が含まれている、ということだ。つまり、つまらない人達にはこの3つの視点が大きく欠けているから独りよがりなんだと、僕は思う。そんな人とは友達に成りたくないし、一緒に仕事なんて絶対にしたくないし、恋人の対象になるわけがない。

 

ここで言葉としているものはなにも文章だけに限らない。容姿も仕草も能力も言語だ。とりわけ、文章に関しては人の性格がよく表れるものだと思うので、今回はその話を軸にしてみようと思う。

 

ここのところ、こんな撮影依頼のDMが来ることがある。

 

「私はこんなことをしています。こうしていきたいです。撮ってください」

 

僕が撮影の募集をかけた時でなくとも月に何度かはこんなDMが来るのだが、はっきり申し上げてこういう人は倍率の高い大学や企業の面接に受からないと思う。

 

それはなぜか。自分の都合しか述べられておらず、こちらがどう捉えるかまったく考えられていない、つまり独りよがりなのだ。

 

ましてや、モデルなんて「人に見られる」ことが能力で魅力の大部分を担うものなはずなのに、その点が人並みですらないようでは本当に才能がないと思うのでいますぐ辞めたほうがいいと個人的には思う。そのため、こういうお誘いが来たら遠回しにお断りする。

 

「私はこんなことをしています!ブログ読んで下さい!」と来たこともある。誰が読むか。暇でも読まない。

 

たいていこういう人の呟きはつまらない。読み手の反応を想像できないのだから、当たり前だ。

 

こうして見ると愚痴っぽくてあまり気分が良くない人もいるかもしれないが、結構深刻な問題だと思うし、撮影を承る立場としてはスタンスや判断基準を明確にしておきたいので敢えて言う。

 

あなたに北川景子新垣結衣ほどの魅力がない限り、あなたが何を言いたいかではなく、相手にどう思ってほしいのかを軸に思考して言葉を発して欲しい。

 

もしあなたが類稀な容姿や人間的魅力に恵まれているなら、僕は二つ返事でOKするし、そうでないなら説得してくれないと考慮するわけがないのだ。

 

「私はこういう者です。私はあなたのこういう部分に惹かれました。二人でこういうものをつくりたいと思っています」というように言われれば、僕は「この人はこういうこをしていて、僕をこういうふうに捉えてくれているんだ。この人となら何かできそう」と思えるし、依頼のDMが来てそういう気持ちになるのはそこら辺を意識できている。相手のことを考えられる、独りよがりじゃない言葉を扱える人は男女構わず魅力的だしおもしろいし、一緒になにかやりたいと思う。

 

恐らく、僕が思うつまらない人はこの話を聞いてもうまく呑み込めないと思う。長年自分に都合の良いように世界を解釈してきたわけだから仕方がない。もし、相手の反応が悪かった時は自分の言葉に「提案」「発見」「共感」があるか確認してみてほしい。意識するだけで幾分かは変化すると思う。