奈辺書房

不確かなこと日記。

返答すること

最近嬉しかったことの話。

 

すこし前に、Twitterで「お題箱」というものを始めてみた。これは、匿名で自分宛に意見や質問などを募ることができる外部ツールだ。

 

お題箱とある通り、写真に対するお題なんかを頂戴することに適しているツールなのだが、蓋を開けてみると僕に対するコメントが多く並んだ。

 

普段から写真やツイートに対してコメントをくれる方は何人かいて、僕はそれがとても嬉しかった。

 

昔から、自分が思ったことや感じたことを誰かに知って欲しかったり、僕と同じように感動してもらいたいと思う欲求は強くて、Twitterを通してその経験ができることが実感できたからだ。

 

お題箱を設置してから、今までとは別のタイプの方から意見をもらえるようになった。別のタイプとは、「本当は僕になにか思ってるけど、それを言いづらい」人だ。

 

例えば、

・尊敬している人はいるか

・僕の影響で映画を観た、他におすすめはあるか

・どんな女性が好きか

・僕の言葉や考え方が好き

・なーべさんっ

・胸は大きい方が好きか、否か

といったコメントがくる。

 

どれも、僕にたいして少しでも関心を抱いていてくれていることがわかる。一応、広告業界を目指す学生なので、僕が勧めた本や映画に触れてもらえたりすることは筆舌に尽くし難いほど嬉しい。(僕の存在でモノが売れるんだ!って)

 

承認欲求が満たされるどころか、僕の承認欲求の受け皿では溢れかえりそうだ。(コメントしてくれる方、本当にありがとうございます。割とマジでその日1日嬉しいし、思い返して元気をもらっています)

 

しかし、質問への返答にはいつも頭を悩ませる。僕は捻くれ者だから、そのまま答えるのもなんか違うな、と思って気の利いた答えをだそうとする。できれば、めっちゃウケたい。僕は大喜利が結構好きなので。

 

「好きです」とか「わたしのこと好きですか」なんてコメントがくると、こちらとしては身構える。「ありがとうございます」じゃ、芸がないよな、と。いや、ありがとうございますで良くね?とも思うのだが、僕は読者モデルじゃないんだし、そんな好きと言われることを当たり前のように受け流すのも、自惚れていてウザイなと思うのだ。

 

だから、せめて「そう来るか」を返したい。的を射ている言葉ではなくても、「ああ、そういう考え方もあるか、やるじゃん」と思わせたい。いや、そんなこと求められていないのかもしれないけど。これは、勝手なこだわりだけど、ドヤり過ぎないやつがいい。ドヤってるのにスベってるのは本当に悲しいから。

 

そういえば、お題箱で「僕の写真に写りたい」と言ってくれていた方(当然、僕からは相手が誰かわからないけど、後で告げてくれた)と、撮影することになった。不思議なもので、僕も彼女を撮影したいと思っていたし存在を気にしていた。

 

たしか、焼き鳥屋にてひとりでお酒を飲んでいる時に連絡を取っていたと思うが、やり取りは気持ち良いほどスムーズだった。

 

なんだか、こういう偶然があるので人生は楽しい。もし良かったら、またお題箱にコメントをもらえると嬉しいです。