奈辺の日記

不確かなことを綴ります。

叶った夢の断片

いま、過去の自分にとっての夢が叶っていたことに気づいた。 過去の自分にとっての夢とは、「眠れない時は起きていても良い」生活をするということだ。 中学生の頃から僕は夜になると活発になる習性(下ネタではない)があるのだが、親からは23時を回ると「寝…

妥協の断片

置き去りにされた感性、行方不明の旅人、不鮮明なままのto doリスト。 僕らはいつも未完成かつ不完全な生き物。ご自慢の想像力を働かせてみたところで、それは核心に遠く及ばない。 歪んだ愛とか、お飾りの情とか、強ばった笑顔とか、そんなみっともないもの…

矮小の断片

最近、悩みがあります。他人からすれば取るに足らないようなちっぽけなことです。それをここに書き殴ってみることで、一時の安定が得られればと思い筆を取った次第です。 まず、歪んだ自意識についてです。自分が酷く矮小な存在に思えることも、僅かな成功を…

「わたなべ」という苗字

「わたなべ」という苗字は珍しくない。それどころか、日本の苗字界における「わたなべ」が占める割合は結構大きいらしい。 僕の苗字は「わたなべ」だ。渡辺なのか、渡部なのか、渡邊なのか、渡邉なのかはご想像にお任せするが、どれも皆一様に漢字を間違えら…

「おすすめの本ある?」という質問、答えるの難しい説

「おすすめの本ある?」 最近、知人によくされる質問なのですが、これ簡単そうに見えて実は答える難易度が高い質問ランキング5位以内に入るのでは?と思ったのです。 と言うのも、本と言ってもジャンルは多岐にわたります。小説、エッセイ、実用書、専門書………

綺麗事

なんてことの無い嘘を吐いてしまえば、物事が円滑に進むことが増えた。 こうして考えたことを拙い文章に纏めて吐き出している理由は、思ったことや感じたことを人前で巧く気の利いた言い回しを使って伝えることができないからだ。そして、伝える対象もいない…

読書で受益できることについて

・読書で受益できること ①想像の起爆剤 ある程度の塊で文章の形を成したものには、想像の起爆剤となる要素が含まれている。 例えば、 「午後5時、ずっしりと重い夕焼けが街を橙色に染める」 という文章を読んだとする。すると、読者は自ずと時間帯や色、情景…

12/06の断片

何かが終わるということは、何かが始まるということだろうか。いや、そんなに都合は良くない。何かが終わるということは、それまで続いていた糸がただ静かに途切れることだ。 何かに励もうとしていた気持ちがまた途絶えた。必死に手繰り寄せようとしていたの…

諦めの断片

チューニングの狂ったアコースティックギター、寝具のなかでひとつだけ柄が違うシーツの色はベージュ、環状八号線の通りは好きになれた。 必要なのに我慢していたものが、数え切れないほどあった。諦めちゃいけないものばかり諦めていたのは失った時の虚しさ…

曖昧の断片

ぼんやりと過ごす日々のなか、周りの友人達だけはたしかに変わっていた。 僕だけが取り残されているようで、焦る気持ちばかりが、ひたすら募っていく。 学年、年齢、肩書き、役職、様々な要因で変わっていく友人達の顔は、もうどんな色が混ざっているのかわ…

11/21の断片

・迎えること 機会を掴み取る勇気と同様に、掴んだ機会を手放さない忍耐が大事だ。そういう話をしようと思ったがうまくまとめられている自信はない。 「挑戦する機会は世の中に幾らでも転がっている」という前向きな説を、僕は経験的に信じている。かなり悲…

11/19の断片

・ほっこりしたこと 自宅近くのセブンイレブンの店員には、まともな人間がほとんど居ない。世の中の荒波を巧みに掻い潜ってきたような連中が精鋭部隊を築いている。なにか、そういう特殊訓練でも受けたのか?とさえ思う。 まだ昼間だと言うのにジャンプを読…

11/12の断片

・暇の正体 普段使っている「暇」という言葉のイメージと実際の状況には、些か看過できない乖離がある。暇ってなんなんだ。 実際、「暇だ」と思ったり口に出しているシーンを思い浮かべてみる。その時、スマホを手に取れば、知りたい情報にアクセスして見識…

10/31の断片

・自己愛と純度の高い優しさ 僕は生まれてこの方ずっと「自己中」だと言われてきた。親からも言われたし、小学生の頃の通信簿には六年連続で「人の気持ちがわからなく自己中」である旨が書かれていた。僕の通信簿は2ちゃんねるかよ。 大人から否定し続けられ…

つまらない人の共通点

つまらない人には共通している一つの特徴がある。 それは、「言葉が独りよがり」であることだ。 たしかに、作家やアーティストの言葉は一見独りよがりのようにも思えるが、彼らの言葉にはそれ自体に社会的な価値があるから成り立つ。社会的価値の意味を深く…

いつもより永く静かな夢

視界が閉ざされてからいくらか時が過ぎた。目の前にすこしずつ映像が流れてくる。わずかに音は鳴っているようにも思える。自分と世界の境界線が曖昧な感覚がある。これは夢だ。 夢が夢だと気づいた時には、もうどれだけ夢に浸かっていたのか覚えていない。わ…

説明できないから、好きなのかもしれない。

明け方に近い夜だけど、どうしようもない感覚の話を連々と。 白ほど綺麗でも黒ほど汚れてもいないけれど、曖昧というほどに無責任ではない。 持ち前の詰めの甘さは、淡くて儚く脆い抽象的な世界観と喩えれば一応の格好がつくが、紛れもなく今直面している事…

おもさ

僕やあなたが思うよりずっと言葉は重くて鋭い。 きっと言葉なんて、 意味を含む羅列であるより、視覚的な音の連なりである方がずっと良い。 紙の上を行軍する文字の群れが、 ひとりの人間の生き様を投影していたとしても、 大勢の意見を巧みに集約していたと…

ハッピーエンド

昔見慣れた景色とすこし伸びた髪に思いを馳せて、東京に戻る新幹線に乗った。 それまであった常識とか確固たる理想を、芯からぶっ壊してきた音楽をつくっていたあの人は、いまカフェの店員をしているらしい。 学生生活をユーモア豊かに綴ったブログを書いて…

返答すること

最近嬉しかったことの話。 すこし前に、Twitterで「お題箱」というものを始めてみた。これは、匿名で自分宛に意見や質問などを募ることができる外部ツールだ。 お題箱とある通り、写真に対するお題なんかを頂戴することに適しているツールなのだが、蓋を開け…

僕が写真に自作の言葉を添えない理由

言葉が添えられている写真をTwitterでたまに見かける。それ自体は各々の表現の自由であるし、なかには巧く写真のイメージと絡み合って相互に良い作用が働いているものもある。しかし、ポエムのような言葉遣いだが詰まるところなにを言ってるのかわからない、…

くだらないこと

変な加工を施された写真、 誰のことも想っていない言葉、 その場しのぎの明るい振る舞い、 性を安売りする女、 答えなんて求めていない恋愛相談、 既読代わりのいいね、 アイドル気取りのオウム返し、 歳だけくった老害の説教。 全部見え透いていてくだらな…

予告の誘惑

予告と云ったら、あなたはなにを思い浮かべるだろうか。 僕は、真っ先に映画館で本編の前に流れる予告を思い浮かべる。もう良い歳だから、映画館にはひとりで行くのも慣れたけど、予告編を観ている時の胸の高鳴りはいくつになっても子どもの時と同じように感…

発明家の美学

心地よいリズムに体を乗せるだけ。たったそれだけで、喜も哀も報われるような気がした夜がある。 頭を掻きむしる左手より、誰かに差し伸べる右手の方がずっと臆病だ。左脳では慰められない感傷のために、右脳はいつでも言葉を浮かべた。 もしも人生がひとつ…

いつか、あの日に

磨り減ったスニーカーの底、残り2本になった煙草、購入したカメラは中古。 高額になった公共料金は、あまり外に出なかった証。それなのに、洗濯物は溜まる一方。 夢中になれた音楽は今や移動中に聴き流すだけ。ライブハウスに足を運ぶことも無くなった。活字…

まずはそれより

出会ったすべての人に感謝するよりも、 目の前にいるその人を大切にしよう。 「がんばれ」よりも、 相手の可能性を信じよう。 口先だけの言葉よりも、 伝わる行動を与えよう。 インターネットの拡散よりも、 隣にいる友達に想いを伝えよう。 零れる弱音を抑…

忘れたくないこと

梅雨時の傘にワクワクしていたこと 満員電車の乗り方を知らなかったこと 改札にPASMOをかざす時、ちゃんと鳴るか冷や冷やしていたこと 池袋、新宿、渋谷に謎の憧れがあったこと 上京した理由なんて家を離れたいだけだったこと 純粋な東京の人なんていないこ…

ゆれる

空気中に厚い膜でも張っているんじゃないかと思うほど湿気を伴った暑さに、メンソールは唯一の爽快感を与えてくれる。 きっと、生活するうえで大切なことなんて、多くを語りすぎないことや何かを奪うまで求めないことくらいに収まるのかもしれない。 ノスタ…

焦燥からの逃げ方

夕暮れ時の小学校の校舎で、昔の知人と会いながら半裸になっている夢を見た。冷静に考えて頭がおかしいのではないかと思ったが、前から夢って意味の分からないものだった。小さい頃、とりわけ小学生の時には、日頃の疑問、どうして夢を見るんだろう、どうし…

おもしろいこととの関わり方

昨今の世の中では、「おもしろい」ことについて純粋に向き合うことが是とされている。そもそも、何がおもしろいのかといったことを抜きにして。 自分がおもしろいと思うことを作り出し、他人にもおもしろいと思ってもらうことに価値を見出した人間はクリエイ…